ガールズ&パンツァー

 戦車道は乙女の嗜み。
 突然の放送休止から3ヶ月の沈黙を経て、ようやく最終回が放映されました。


 いやー、良いアニメだったね。
 唸る砲塔、擦り減る装甲、回る履帯に、駆ける戦車。戦車には特に詳しくないものの、引き込まれるには十分な臨場感でした。特に音にはこだわりを感じます。戦いは音だよ兄貴。
 お話自体は力技ゴリ押しなのだけど、勢いの裏には丁寧な描写が光り、冷めるタイミングがありませんでした。
 派手な戦車による戦闘だけでなく、各キャラクターのさりげない仕草や台詞がなかなか人間くさくていい。キャラクターが多すぎて半分も名前を覚えられませんでしたが、皆が皆活き活きしていて、あともう30話ぐらい見続けても飽きないぐらい、背景に広がりを感じます。


 正直言って1クールで終わるのは惜しいアニメ。
 がしかしながら、スポーツとか武道の一環として戦車を見せるとなると、長々とやるには限界があるか…
 ソラノヲトもそうだったけど、美少女と戦いを結びつけるのはやや難しさを感じますね。