普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。
〜第一話視聴前〜
またアイドルアニメか…だいたいなんだ?「やってみた」て。ふざけた言い回しだ。ニコニコの歌い手じゃないんだから。ろこどるとかいう単語も意味不明だ。まったく最近のラノベタイトルときたら…あ、原作は4コマ漫画なのか。まあどっちでもいいけど。とりあえず一話も見ないで切るのもなんだし一話ぐらい見ておくか…つまんなかったらAパートで切ろう…
〜最終話視聴後〜
うう、すばらしい最終回だった…いや、全編に渡って最高だった…
ろこどる、そう、【ろこどる】なんだ。
やっぱり【ろこどる】なんだよなあ…
地域をPRすることが目的のローカルアイドル、ろこどる。
最初から最後まで一貫して地域に根ざしたアイドルというポジションを守り、変に浮ついた評価が与えられないところはアイドル物としては異色だったのではないでしょうか。
あくまでも地元のPRがメイン。全国一位になれなくても、固定ファンがつかなくても、自分たちのグッズが作られなくても、地元の物産が売れればそれでいい。地元のジジババ子供が喜んでくれればそれでいい。その潔さからはアイドル顔負けの美しさが感じられます。
あと、全体的に無理の無い、言葉を悪くすればやや地味目なダンスが目を引きました。そうそう、これぐらいでいいんだよ。これぐらい控えめな踊りが田舎の女子高生が数ヶ月で習得できる範囲なんだよ。是非はさておき、本気でアイドルしようとすると学業捨てなきゃいけないだろうよ。ここに一つの答えを見ましたよ。
見た目の華やかなアニメとは言えなかったものの、むしろそこがいい。
自分や誰かを華やかに輝かせるトップアイドルというのもいいものですが、地域を輝かせるために自らを磨いていく【ろこどる】もまた味があって、時にはトップアイドルよりも美しい存在なのではないかと思います。
しかし魚心くんすこぶる可愛いな。
中の人も可愛いが、俺はそんなことより魚心くんにゾッコンだよ。グッズ欲しいよ。