ミラーズエッジ デモ

 お金が無いときは体験版を遊ぶに限るよ!ということで落として遊んでみた。日本版は今週発売。
 ビルからビルへと飛び移っていくアクションゲームと聞いていたからライオットアクトみたいなものを想像していたんだけど、実際はむしろGears of Warに近い。どのへんが近いかって言うと、広々としているように見えて実際に動きまわれる空間は狭かったりとか、1ボタンでとれるアクションが周囲のオブジェクトの配置によって変わってくるところとか、見た目こそ全然別物だけどどこかGearsに近いものを感じた。
 一言で言うとリアル。オブジェクトの配置と主人公であるフェイスの挙動と画面上での描写という三者の間に嘘が無いというか、ゲーム上で良く使われる嘘表現を限りなくゼロに近づけるような努力がされていて、美しささえ感じた。姿勢によってはカメラが途中までしか動かせない*1とか、そういう細かいところまで嘘が無い。周囲のオブジェクトの姿形大きさに応じた動きを自然にとってくれるので、没入感がすごい。
 操作感も良好。なんだけど、やっぱりLBがジャンプボタンというのは慣れない。LBがジャンプボタンとなっているゲームはこれ以外でもあるのだけど、俺はやっぱりAボタンの方がしっくりくると思うんだよなあ。キーコンフィグもできたような気がするから、それほど問題では無いんだろうけど。
 全体的にタイムアタック色が強いというか、思わずスピードランに挑戦してしまいたくなるような疾走感がたまらない。とにかく逃げる!走る!駆け抜ける!一歩でも前へ!一歩でも高く!走る!飛ぶ!よじ登る!そんな感じみたいな。
 FPS的な遊び方もできるかと思ったけど、どちらかというとそれはおまけって感じ。
 ローカライズも良い感じで、音声も含めて完全に日本語化されているようだ。雰囲気も独特で、思っていた以上のキラーソフトになりそう。
 お金が無いときに体験版を遊んでも製品版が欲しくなるだけだよ!

*1:厳密なほどに首の動きと連動させるカメラって主観視点ゲーでは結構珍しいと思う