ゾイドバトルコロシアム

 おい!聞いたか!今度出るDSのスパロボにはゾイドジェネシスが参戦するらしいぜ!わお!なんてこった!テンション上がってきた!ルージきゅん!きゅんきゅん!
 ってなことでゾイド熱が再燃。こいつを買ってきた。

ゾイドバトルコロシアム(特典無し)

ゾイドバトルコロシアム(特典無し)

 ゾイドバトルコロシアム、通称ゾイキング。なぜゾイキングつうかというと、ゲーム内容がムシキングに酷似しているためにそういわれるらしい。そういえばなんたらキングといえばガイキングのリメイク版もスパロボ参戦おめでとう。
 このゲームは、ゾイドチップ、パイロットチップ、バトルチャンスチップという3つのカードを組み合わせてデッキを作り、敵とジャンケンで戦っていくゲーム。ジャンケン、そう。ジャンケンをするだけのゲームだ!
 「こんなの買わされたゾイダーな人たちってかわいそう…いくらなんでもジャンケンするだけなんて…」と最初は思っていたが、これがなかなか面白い。もう本当にジャンケンするだけで、概要だけじゃクソつまらんゲームなんだけども、やはりそこはゾイドマジックってやつだ。
 いろんなゾイドが出てきてグリグリ動いてくれればなんでも面白い。
 これがゾイドゲーの結論なのだ。ゾイドゲーなんて大体クソゲーだが、しかしそこにゾイドが乗っかってくるというだけで好きな人には楽しいゲームが完成するのだ。こんなことだからトミーがゲーム好きを舐めきったゲームばかり出してくるわけだが、それについては半ばあきらめている人がほとんどであろう。
 はっきり言えばこのバトルコロシアムもクソゲー一歩手前だ。タッチペン以外の入力を受け付けないインターフェース(しかも判定が超アバウト)、バトルは制限時間つきなのにもかかわらず途中スタートボタンを押して一時停止させることもできずDSを閉じてもスリープモードにならずそのままゲームが進行するという。なんでDSで出したの?と聞きたくなるようなゲームデザインにはもうあきれてものも言えないレベルだ。
 しかし。しかししかし。
 登場ゾイドのモーションやらモデリングは良い意味でDSとは思えないクオリティ。すばらしい、惚れ惚れ。ゾイドが活き活きしている。良い感じだ。地味ながら効果音も良い。
 また、歴代アニメ4作品の世界観が特に何の説明もなく統一されているのは結構笑える。スパロボのような目立ったクロスオーバーは今のところ皆無だが、このカオス感はなかなか新鮮で面白い。ゾイドサーガなんかもそういった要素を含んではいたが、あれよりかずっとカオスって感じだ。
 普通の人が見るとものすごく荒っぽいつくりに見えてしまうかもしれないが、ゾイドゲーとしてみるとこれはこれでありだな、と思わせるような、癖はあるがそこそこ楽しいゲームじゃないかと思う。
 まあともあれゾイドジェネシススパロボ参戦おめでとう!全話見たわけでもないから、発売までには全話見とくよ!