コロぱた買いました
- 出版社/メーカー: ラックプラス
- 発売日: 2009/12/24
- メディア: Video Game
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コロぱたとつるぺたは似ている。
どうも買ってきましたコロぱた。どのゲームショップも未入荷っぽくて酷く憤慨しましたがなんとか確保。
このゲームは、障害物などのオブジェクトが置かれたパズルステージ内で、主人公のひまわりちゃんを正しく導いてやるゲーム。
プレイヤーはステージごとに定められたオブジェクトを事前に配置することが可能。正しい配置を施すことにより、ひまわりちゃんは正しくクリアへ向かって進んでくれる。逆に、上手くいかないと詰まる。そういう仕組み。
インクレディブルマシーンや、マリオとワリオなど古典ゲームを現代風に描き直した、なかなか斬新なゲームになってます。
ステージごとに異なるクリア条件が用意されており、ワンパターンでないのでなかなか飽きにくいです。
物理演算に沿って動くオブジェクトの挙動、ドット絵で表現されたひまわりちゃんの愛らしいしぐさなど、こだわりを感じる点が多々。
あと合間に入る寸劇がなかなか笑えて面白い。天真爛漫な女の子が近所の人々をかき乱していく、いわゆる「よつばと!」的な展開が多く用意されています。僕自身そういうのノリ好きなんで寸劇を楽しみにしながらプレイしてます。これだけのために買っても良いぐらいです。
がしかしムズい。ムズすぎる。
とにかく難解なこのゲーム。ノーミスでクリアするのは、解法を知っていてもほぼ無理。
さすがに1ドット単位でオブジェクトの配置を調整させるほど厳密な解は求めてないようだが、それでも細かい配置が攻略の肝となる。
回答はいくらでもできる。しかし解法はほぼ一つ。
そんな感じのバランス調整だなあこれは。
自由度なんて言葉とは程遠い、限りなく縛られたゲームと言えます。つまるところマゾい。
しかしトライ&エラーを繰り返すような、この手のゲームスタイルこそまさに古典と言うに相応しく、言ってしまえばこれぞゲームって感じでもあります。
スパンが短いのでトライ&エラーそのものは比較的苦にならないし、クリア時の喜びもまた格別。
一定数のステージをクリアすることで見ることができる寸劇は、ご褒美以上の感動を与えてくれると言っても良いです。達成感が凄い。
ファミ通などの雑誌レビューでは「難しすぎる」「不親切すぎる」という理由から大して評価されませんでしたが、このゲームにおいては難しいがゆえに多大な達成感が得られるため、ホント一長一短です高難易度というのも。
個人的に、スパンの短いゲームは多少高難易度なぐらいでどうこう言うもんじゃないと思っているんですがね。
若干タッチペンの判定がシビアなところと、簡単にイベント回想ができない点を除けば、なかなかの良ゲーだと思います。
クリスマスイブに発売することからして大穴も大穴のタイトルでしたが、いやいやなかなかどうしてこう俺好みのゲームでした。
やるなラックプラス。ディンプルのライバルということにしてやる。
近年のゲームは「温故知新」がキーワードになっていると思うのですが、コロぱたはそれを象徴するようなタイトルじゃないかなと思います。
00年代の締めに相応しいゲームでした。
サンタさん来てくれないけどコロぱたがプレイできたからクリスマス最高!
どいつもこいつも、クリスマスをDISる前にコロぱたを買おうぜ!