ガンダム無双2やってます
ガンダム無双2 GUNDAM 30th ANNIVERSARY COLLECTION - Xbox360
- 出版社/メーカー: バンダイ
- 発売日: 2009/12/17
- メディア: Video Game
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相変わらず無双無双してて、敵もあんま動かないんで無双嫌いな人とかには全くもって向いてないゲームですけど。
1を未経験だった俺にとってはダッシュがなかなか新鮮。
無双のもっさり戦闘にちょっとしたスピード感が加わって、従来の無双とほんの少しだけ違うプレイ感覚になっている。特に追撃がコンボ格ゲーみたいに簡単に決まって気持ちがいい。
真・三國無双5でも緊急回避などでマンネリ打破しようとしていたけど、人によっては利用しない可能性もあった操作でもあったためかどこかこう差別化を図るには微妙な要素でもあった。緊急回避は俺は多用してたけども、目新しい要素というには既視感漂いすぎでそんなに楽しいこともなかった。
しかしこのガン無2のダッシュは移動にも使えるし、攻撃への展開に利用もできるし、当然緊急回避にもなるため、三國5と比べるとひとつのコマンドで遊べる余地がかなり広がったと言える。
1ボタンにいろんな要素を詰め込みつつ、同時にそれらが異なる意味をもつ、というのはゲームにおけるちょっとした萌え要素じゃないか。と思うような、そんな俺にとってはこれがツボだった。
ガンダムの世界観にも合っているし、三國5の取ってつけました感に比べると素晴らしい発展とも言える。
反面、ウリとなっている巨大MA戦はルーチンワーク感が酷くて疲れる感じ。
ただでさえ同じことの繰り返しである無双の中で、また別の繰り返しゲーを入れるとか、なんとも無双スタッフの頭の中がわかるようなゲーム内容だ。若干別ゲーになっていて新鮮味はあるのだけど、それならそれでもう少しサクっと終わるものであってほしかった。
一応慣れてくるとそれなりに立ち回れてちょっとだけ面白くなってくるのだけど、近くにいる味方NPCがバカすぎて特攻して勝手に死んで、それにより勝敗条件によっては即ゲームオーバーになったりしてやるせないしやっぱり疲れる。
せめてもう少し味方を頭良くしてくれるか(せめて溜め攻撃ぐらいしろよと思う)、あるいは巨大MA戦があるステージでは勝敗条件に関与しないようにするとか、いろいろ考えられると思うのだけど。
正直これぐらいはテストプレイの段階で気付くと思うんだが、それでも修正出来ない事情があったのだろうか。そこそこ楽しい部分もあるだけに惜しいなと思った。
難易度は相変わらず良く分からないバランス。
このシリーズのスタッフは、「無双は敵が棒立ちだから簡単」みたいな世間の言葉にキレてるのかどうなのか、ノーマル難易度を妙に難しいところに設定するからよくない。これは毎回思うことで、イージーとノーマルの間の難易度が欲しい。
ノーマルでも難しいゲームというのは世の中にたくさんあるけど、たいていはチェックポイントを設けたりして失敗しても救済しようという考えがあるんだよねぇ。無双にはそういうのが全く無くて、やっててストレスが溜まることも多い。これはもう伝統になりつつあるのである程度諦めるしかないのかもしれない。
お話はオフィシャルモードに関しては基本原作再現で、たまにオリジナル要素が入るかなといった感じ。ガンダムゲーにおける「いつもの」って感じだ。
むしろ本番はミッションモードで、これがなかなか原作をなぞっているようで微妙にぶち壊しな内容になっており面白い。といっても話の内容は凄まじく破綻していて、見る価値があるようなお話とも言えないのだけど。でもガンダムの原作を知ってる人からすればそこそこ笑える内容なんじゃないだろか。というレベル。
3キャラ分ぐらいしかクリアしてないけど、個人的にはジェリドシナリオが笑えた。いや本人真面目だから笑っちゃいけないんだろうが。
他のキャラも楽しみだ。
キャラが少ないためただのフィールド制圧ゲーになってるとか、ただでさえレベルデザインが微妙な無双シリーズとはいえ宇宙ステージはちょっとクソすぎないだろうかとか、いろいろ他にも不満点はあるのだけど、無双シリーズということを考えるとどこか許せてしまう俺はなんだかんだで無双が好きなんだなと思った。
ただやはりこれも無双ファン以外には勧められない。
ガンダムファンはガンダムバトルシリーズとかVSシリーズを買えばよい。