スカイリム旅日記 第一話「白は団子」

 ネタバレ日記


 「ここがスカイリムの世界か…ここから俺の勇敢なる脳筋勇者生活が…ってあれ、なんか思うように動けない」
 どうもいきなり囚われの身になっているらしい。そういえばオブリビオンの世界でもそうだったっけ…英雄と罪人は紙一重を地で行く姿勢か。
 「HAHAHA!スカイリムの囚人飯はどんなもんかな!」

 呑気なことを言っていたら処刑が始まった。え、どんだけ重罪?


 小物の典型キャラが逃げようとしたが射手の華麗なる弓道テクによりサクっと死亡。
 短時間で美しく死亡フラグを完遂することはたやすいことではない。ロキールさん、あなたには量産型カーマインの称号を授けよう。
 そうこうしているうちに俺も執行人に呼ばれてしまった。そして唐突にキャラメイクタイム。

 キャラメイクのテーマは「俺」。

 画像を並べてみるともう少し改善しなければと思う。ちょっとイケメンぽくていけない。「俺」はもっと絶望的でなければ。

 名前はshirohadangoに決定。
 「うっす!自分!shirohadangoっす!末尾のngoってのは遥か東方で活躍したドミンゴさんへのリスペクト分っす!うっす!この喋り方は特別川上某を意識してるわけじゃないっす!恐縮っす!」
 爽やかな好青年を演じて処刑を回避するよう試みてみたが、このスカイリムの地では効果が無いらしく処刑台へ向かわされることに。
 処刑台では実に無駄なく処刑シーケンスが実施されていた。もう少し校長先生の演説ばりに長々とした儀式があるのかと思ったが、実態はコスト意識の高い内容だった。
 「なんて感心なことだ…!それに引き替え俺のキャラメイク時間ときたら…!」
 普通に感心していたが、次の番は自分とのこと。あのう、目の前に首、転がってますけど。どけてくれません?
 あぁ、ビジネスマンはそういうことしないらしい。
 「怖いな社会人は。生まれ変わったらコスト度外視のニートになろう…」

 などと来世への想いを馳せていたらドラゴン来襲。処刑中止。ドサクサで脱出した。




 ハドバルとかいう話せる執行人と共に行動し、武器防具を調達しつつ、チュートリアルも体験しつつ、スリができないことも確認しつつ、外へ通じる洞窟を進み、処刑が行われていた村を脱出した。

 重要キャラ兼チュートリアル担当のハドバルさんとはここからは別れて行動することになるようだ。寂しいが俺も独り立ちしなくては。
 「ここからが新しい一歩だ…!」
 脱サラ直後の定番台詞を吐きながら、shirohadangoの冒険は始まった。