星のカービィWii
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2011/10/27
- メディア: Video Game
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ここに来てカービィシリーズは完成したと言ってもいいでしょう。
かつては桜井カービィであるかそうでないかで何かと新作ほどケチの付けられるシリーズでもあったと思いますが、今回ほど多くのシリーズファンが納得できる新作カービィは久しぶりではないかと思います。
思えばカービィシリーズも20周年で、今や比率的にも非桜井作品のほうが多くなってしまった中、どの作品も常にこうも「らしさ」を感じさせるのだから、カービィというのは偉大です。強いです。
基本的にシリーズファンとしてはなんの違和感も無く進めることができ、大安定といった感じです。
そして特筆すべきは恒例のコピー能力。新能力もさることながら、過去作品であるSDX以上の必殺技数に度肝を抜かれました。やりすぎだろうこれは。動かす分には非常に楽しいですが、それぞれのコピー能力の必殺技を覚えるのになかなか苦労しました。
もうコピー能力システムについてはこれ以上が無いところまできたのではないでしょうか。これ以上を求めると、格ゲー的な何かになってしまうのではないかと思います。
ゲームに不慣れな人でも(どうにか頑張れば)全てを味わい楽しめる、ギリギリのラインがここに見えました。
ただ、このゲームに限ったことではないですがアンロック要素(というより収集要素か)が多く、これを解除するためにはたびたびコピー能力を手放して進む必要があります。このために好きなコピー能力を存分に楽しむことができなかったのは非常に残念です。SDXの頃は(洞窟大作戦を除けば)全面ホイールで走破するとか、そんな楽しみもあったものですが…
そういや今回ホイール無かったな。あとヨーヨーが無かったのもすごく残念だー。ニンジャは最高でしたけど。きっとガイジンも納得のニンジャだと思います。
操作感はSDXほどとまではいかないですが良好だったので、コピー能力は使ってて本当に楽しかったんです。それだけに、コピー能力を手放さなければ解除できないアンロック要素を見かけるたびに、切ない気持ちになりました。
前述のとおりこのゲームだけじゃないんですが、近年のアクションゲームはアンロック要素が多すぎます。
このゲームが悪いんじゃないってのはよくわかってます。もうどのゲームを見てもそんなもんです。そもそもカービィシリーズって昔からアンロック要素はたびたびありました。
でもねー、ちょっと今回のは数として多すぎですよ。もっと自由に駆け回りたいなあ。
いいゲームだけに、こんな贅沢な文句も出てきます。まあ、今や自分みたいなのは少数派なんでしょうけども。