アサシンクリード

アサシン クリード【CEROレーティング「Z」】 - Xbox360

アサシン クリード【CEROレーティング「Z」】 - Xbox360

 クリアしました。
 5年前のゲームですが、今遊んでもなお輝きを放っています。

 いわゆるステルスゲームの体裁でゲームは進むのですが、割とゴリ押せる内容というか、見つかるリスクは低めに感じられました。
 そもそも、中盤以降は規模の大きめな戦闘がほぼ避けられないため、派手な戦闘メインのゲームになっています。
 これ本当にステルスゲーム?と疑問を感じることもしばしば。


 しかし、ステルス要素はしっかりしたもので、後ろから近づいて暗殺などの定番は当然として、ベンチに座ったり神学者にまぎれて周囲に溶け込むことで「堂々と隠れる」という遊び方が成立しています。
 まさに、今世代機ならでは。
 美しいグラフィックや手の込んだモーションが、新しいステルスの形を違和感なく説得力のあるものに昇華しているのでしょう*1
 グラフィックほどゲームプレイに影響を与えるものはないと、改めて感じるところです。


 そんなステルス要素は自分にとってはおまけのようなもの。
 このゲームでの最も楽しい遊びは、建物に自由に登り、景色や建造物の造形を眺めることでしょう。
 今でも色褪せないほどにグラフィックは美しく、ただ建物を登るだけで感動的です。
 あの遠くに見える建物もまた、触れることができる。登ることができる。当たり前のことですが、凄く素敵なことです。

 自分は前世代機から、「干渉可能な遠景」に憧れていたものですが、今世代機ではそういった体験が容易にできるようになり、当時は感激したものです。
 やることがわかんない、なんてことは全く無くて、そこに干渉可能な世界があって、やりたいことが生まれないなんてありえないことなんです。
 このゲームを形容する言葉として、「観光ゲーム」という表現を何度か聞いたことがありますが、まさにピッタリな言葉だと思います。
 改めて、オープンワールドの素晴らしさに震えました。

 操作性は痒い部分に手が届かず、ストレスがたまることもありますが、そんな操作性でも頑張って習得しようと思えるだけの魅力があります。
 戦闘もなかなか考えて作られており、一部のボス戦を除けばシンプルに動かせて楽しかったです。


 いやあ、本当に面白かった。非常に満足しています。
 続編も遊びます。

*1:といっても、さすがに5年前なりの美しさですが