Kindle Paperwhite

Kindle Paperwhite Wi-Fi (第5世代)

Kindle Paperwhite Wi-Fi (第5世代)

 購入から半年ほど経ちますが、今や日常に溶け込んでいます。

 自分の本嫌い活字嫌いは幼少期から激しく、絵本とかは好んで読んでいたようなのですが小説等の類は国語の授業以外では一切読みませんでした。たまに読む機会があっても最後まで読み切ることがない。ラノベを数冊購入して読もうとしたこともありますが、それすらもたない。
 漫画を除けば一冊読みきった本なんて片手で数えられるほどに少ないはず。ていうか挿絵や画像が1割未満の本に限って言うと5冊も読んでないんじゃないかと思います。技術書だって一から十まで読めた本が5冊もあるか怪しいところ。
 そんな感じで本、大嫌いです。生まれてこの方、自分ほど本が嫌いな人間には出会ったことがないです。
 文字が嫌いで、運動も苦手だから、アニメとかゲームに走ったわけで、納得の人生ですが。


 そんな自分でも、このKindleを購入してからは読書が非常に捗っています。
 最初はなんとなく流行りガジェットだからという理由だけで購入したのですが、使ってみると読書ってこんなに良い感じで暇を潰せるのか!と驚いています。読書って凄いんですね!
 主に通勤時の電車で読むのですが、なんといっても片手でつまむような形で持てるのがありがたい。Nexus7も持っていますが、あれは片手で持つにはやや大きいし重い。かといってスマートフォンだと、文字を読むには画面が小さめ。電池残量も気になる。
 電車内での暇つぶしにはKindleが最適といえます。電池の持ちが非常に良く、軽く、適度にコンパクト。特に電池は毎日1時間程度使用しても2週間〜1ヶ月はもってくれる。
 電子書籍が紙媒体と対等な位置に並んだことを実感しました。


 この半年、技術書、小説、漫画などひと通り読んだ感じでは、どれも紙媒体と同等以上に快適に読めています。強いて言うなら漫画が読み込みに時間がかかる点が気になるぐらい。
 拡大とは別に、文字のサイズが変更できるのもありがたいです。活字嫌いは文字密度が低いと安心するのです。文字密度の高い本が恐ろしいのです。
 あとは、PDF形式のファイルについてもオライリー本の電子書籍版を購入して試してみましたが、やや文字が小さいもののギリギリ読める範囲です。一応拡大もできますが、やたら処理が重いので多用はできません。Kindleで見やすくするための変換ツールなんかも使用してみましたが、表とかズレまくったので技術書には向かない感じ。DLしたPDFをそのまま読むのが一番かなと思っています。
 まあ、紙媒体だとやたら重く大きいオライリー本を、片手で持ち、電車内で読める、ってだけでも十分な価値を感じます。


 e-inkなんかも長所なんでしょうけど、まあ、なんとなく目に優しそうかな?ぐらいの印象以上のものは持てなかったです。元々紙媒体でも本が苦手だったので割とどうでもいいんでしょう。
 それよりもKindleで一番感激したのは軽さと電池の持ち。
 Nexus7も持っていますが、電子書籍目的であればKindle Paperwhiteがより良いと感じました。
 カラー対応じゃないのが残念ですが、その辺は今後の技術発展に期待。