進撃の巨人

 原作未読の状態で視聴。
 これは原作見ないで正解だったな。雰囲気がしっかり作りこまれているので、単純にワクワクしながら見ることができる。「それでもあなたはページをめくる」というキャッチコピーに恥じない展開だなと。
 アニメにしてオープンワールドアクションゲームを彷彿させる、巨人との生々しい距離感とスピード感、もっというとリアルタイム感が手に取るように伝わる。潰される蟻のようにあっさりと死んでいく人々の無情さがなんともいえない。
 なんか、ゲーム化もするらしいけど、これだけのアニメを再現するゲームを果たして作れるのかどうか。実にゲームゲームした感触が心地いいアニメだったのでちゃんとしたゲームをやってみたいなと誰もが思うとこだろうね。
 こういうのこそコスト度外視で版権付きゲーム作れば世界的にバカ売れすると思うんだけど、まあそういう発想はあっても現実的に無理なのが日本という国なんだね。


 立体機動の挙動の作り込みは一見の価値あり。こんなもん使って人間が建物の間を飛び回って、この上さらに戦闘するなんてありえないんだけど、ケレン味満載で見応えがある。あっさり死ぬキャラクターとは対照的で、もはやキャラクターよりも立体機動を見るアニメじゃないかというぐらいの力の入れようだった。