さあ、みんなも暇つぶしに広池ブログにれつごー

広池浩司という選手をご存知だろうか。
プロ野球チーム、広島東洋カープの投手だ。背番号は28のサウスポー。

詳しくはウィキペディアでも見てもらえば良いと思う。

で、そこでも記述されているように、広池選手は今年からブログを書き始めた。
社会人経験がものをいってか、他のやんちゃ盛りの選手が書く「なんちゃって」ブログとは一線を画した、非常に読み応えのある文章が特徴的だ。
自身が登板せずとも、チームと試合の行方について真剣に語ってくれる姿は、個人主義プロ野球選手が多い中でもどこか異質なものを感じる(大体プロ野球選手のブログって自分のことばっかり話すからさ、投手なら尚更)。
忙しいにも関わらず、ほぼ毎日更新しているのも凄い。

ででで。
その広池選手のブログに、広池選手と広島市民球場、というよりプロ入りするまでの道のりを書いた記事があげられている。

市民球場の思い出(1)
入団への道(1)

読んでもらえばわかるだろうが、入団前の苦労していた姿が想像できる文章だ。

広池といえばガッツ溢れるプレーが印象的でして。
未だ鮮明に思い出せる阪神戦でのヘッドスライディングとか、被弾後の涙とか、一見すると地味目に見える選手ながらところどころで印象的なシーンを見せてくれたものです。この人の良いところが一つも挙げられない広島ファンはもぐり認定です。一時の佐々岡のように、先発に回されたり3連投4連投させられたりと、ハードなシーズンもいくらか見てきました。便利屋のような扱いを受けることも多いですが、それゆえ本当に頼りになる選手。

疲れゆえか夏場以降は打ち込まれることが多く、また毎年防御率も非常に高くなる選手で、一概に好投手と呼べないところもあるのですが、現在広島カープの中継ぎ左腕で一番良い投手は誰かときかれたら、この人以外は挙がらないんじゃないかな。
単に成績を見ただけなら、他にも良い選手がいそうに思えないこともないでしょうけど、この人は貢献度が違うのよ。

ででででで。
そんな経歴をアバウトながらも知るファンとしては、今回の広池選手のブログには胸を打たれました。
事実を記述するだけなら三行程度で語れるお話の中に、いろんな思いがあったんだなー。

元々苦労していたことは野球中継時の解説とかで聞いてはいた。大学在籍時に指名されず、社会人となって野球とは縁を切り、しかしそれでもプロ野球選手への夢が捨てきれず、プロテストを受験して、合格するもしかしすんなりプロ入りはできず、一年の時を経てようやく下位指名ながら広島カープに入団した、と。

広池浩司、24歳、投手」。高校、大学と投手経験がないのに、私は迷わず「投手」と書きました。理由は、投手がやりたかったから。

大学時代は野手だったことも知っていた。嶋や高橋との対比でよく挙げられる選手だしな。
が、ここまで投手と縁のない人間とも思わなかったなぁw
いくらか誇張もありそうに思えるが、今や広島に無くてはならないピッチャーが、24歳まで投手と無縁な野球人生を送っていたとは。本人の口から明かされる衝撃の事実だよこれは。

しかし、「やりたかったから」という理由で迷いが吹っ切れるのは広池の良さだろうな。この人はホント自分の欲求に対して正直だ。
勝ちたいと思ったら勝つために最大限やれることをやってくれるから、だから俺はこの選手が大好きなんだな。

そんなこんなで。
ところどころで広池選手の感情が滲み出ていながらも、とても読みやすい文章。
広池ファンなら穴という穴からいろんな汁が出てくるんじゃないかと思えるぐらい、感情を揺さぶるお話です。

ということで広池ブログの紹介でした。
今、広池浩司が熱い!

広池浩司 オフィシャルサイト

誰か広池のMADとか作ってくれないかなぁ。