ズームズーム初戦

 結果は8点差で負け
 いやぁ大敗大敗。まぁこんな試合もあるよねーなんて言うと思ったかああああああああ!初戦にしてはひどくもの寂しい試合で、ふがいないことこの上なかった。何より、楽しみにして球場へ足を運んだファンはどうなるんだろうかと思うともう。
 でも、球場のファンからなんとなく感じたヤケクソ感とか、またそれに同調してしまった自分を見て、あぁー、カープファンってこういう生き物なのかもなーと思った。こんなふがいなく無様な試合を目の当たりにしながらも、なんだかんだで楽しめてしまった自分がいる。
 やはりひとつは新球場が滞りなく完成し、そこでカープの試合が見られるようになったことと、もうひとつそれに応じて本当の意味で広島市民球場が役目を終えたことを今日ようやく実感し、感慨深い気持ちになったのだろうなあ。
 数十年の時を越えて、広島市民球場完成当時のカープファンの気持ちが乗り移ったような気分でした。当時もこけら落としでは大敗したらしいね。でもそれでも、まぁ野次などはもちろんあっただろうが、そんな中でもそれぞれのファンがいろんな思いを乗せてカープを一生懸命応援し、新たに地元の顔となる球場を迎えたのだろう。
 なんか、そういう変な一体感が映像からも伝わってくるような一戦だった。気付けば9回のダメダメ負けムード時でも必死に応援している自分がいた。
 こういう空気を味わうたび、俺はまたカープファンとして一歩成長しているのかもなと思う。負けに対する慣れとかそういうのではなく、もっとこう広島という風土に対する思いというか愛とでもいうか、そういったものが育まれているのがなんとなくわかる。
 あーやっぱり俺は広島東洋カープが好きです。新球場も、これからよろしくな!