JUST CAUSEはじめました

JUST CAUSE ~ビバ・レボリューション~ - Xbox360

JUST CAUSE ~ビバ・レボリューション~ - Xbox360

 ジャスコジャスコ!ビバレボ!(挨拶)
 ということで来年発売予定の2のトレーラーを見て思い出したかのように1が欲しくなり購入。
 このゲームはいわゆる箱庭でドンパチやってわっほいわっほいなゲーム。ある島を舞台にいろいろな勢力と協力しつつ、腐敗した国家から平和を取り戻す系なゲームで、なんというかマーセナリーズあたりがとても近いんじゃないかな。こっちは革命家が主人公だけど。
 この手のオープンワールドフリーローミングなゲームはマーセナリーズ以外にも、有名どころだとGTAとかセインツロウなんかがあって、パッと見ただけでは違いがわからないところがある。有名どころ以外でも海外では多くの類似ゲーが出ており、現在はどこで差をつけるかに焦点が置かれることが多い。
 そんな中このゲームは、「パラシュート」一本で世の類似ゲーに対してケンカを売ってきた。
 もう最初の導入からパラシュートを推す気満々で、プレーヤーはゲーム開始時に突然高度何百何千メートルかわからんがそれぐらい高いところに放り出され、スカイダイビングを体験させられる。どこでパラシュートを開くも自由。途中で閉じることも出来、また開き直すこともできる。
 このパラシュート要素は導入のみならず、ヘリから飛び降りるとき、傾斜のきつい山から飛び降りるとき、車やバイクの勢いを使って高く飛び上がるために利用するときなど、さまざまなシーンで活躍することになる。
 特に、ワイヤーフックのようなものを発射する銃を手に入れてからが本番で、パラシュートと組み合わせて地上から上空のヘリを奪い取ったり、逃げていく敵の車にワイヤーをひっかけて近づいて車を奪ったり、様々な遊びができて面白い。
 全体的に難易度が低いというか、攻撃する際もオートで照準を合わせてくれるし、爆発物でも直撃しない限りは簡単には死なないのでどこか緊張感が無いゲームなんだが、この適度なユルさがオープンワールドゲーを楽しむのにちょうど良い感じ。ぶらぶらほっつき歩くには最適な難易度かもしれん。
 そして何よりパラシュートだよ諸君。
 この浮遊感がとにかく気持ちいい。また移動手段にも使えるし、先述のようにワイヤーと組み合わせれば上空にいるヘリさえも奪い取ることができる。こりゃあ痛快だ。
 基本的に、勢いがついていたり高いところから落下している最中はいつでもパラシュートを開ける。なので、そこかしこを車がうろうろしていて、さらに高低差のキツい地形が多く用意されているこのゲームでは、もう言ってしまえばパラシュート使いたい放題。空中散歩し放題だよ。たまんねぇ。
 全体的に画面が暗くて見づらいとか、メニュー項目がスティックでは選択できず十字キーしか使えないとか、それを除いてもそもそもインターフェース全般が微妙とか、ローカライズがあんまりよろしくないだとか、ストーリーも別に面白くないとか、まあ欠点が見えないわけでもないんですが。
 それらの欠点という壁をパラシュート一本でぶち破ったゲームよねこれ。
 一点突破と言っても良いほどにパラシュートが素晴らしいゲームで、俺がもうパラシュートという単語をここまで多用するのはおそらく人生でもあと2、3度ぐらいしかないだろうけどそれぐらいにパラシュートLOVEなゲームなんだわ。
 「恋は盲目」なんて言葉があるようだが、このゲームのためにあった言葉なんかもしれんね。いやー今日もパラシュートが気持ちええ。
 「恐ろしいほどにマップが広い」という長所もあるにはあるんだが、パラシュートの素晴らしさの前ではそれもなんかこうどうでも良い感じだー。
 Xbox360にはカスタムサントラなんつう、ゲーム中に自分が持ってる好きな曲をかけられるステキ機能があるので、自分の好きな曲を聴きながらスカイダイビングが楽しめたりして、これがもう病みつきになりそうなレベルです。
 ビバ革命、ビバ360。