ストライクウィッチーズ 天空の乙女たち
ストライクウィッチーズ 天空の乙女たち (1) (角川コミックス・エース 82-6)
- 作者: たなか友基,島田フミカネ&Projekt K
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2008/07/26
- メディア: コミック
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ストライクウィッチーズ 天空の乙女たち (2) (角川コミックス・エース 82-7)
- 作者: たなか友基,島田フミカネ&Projekt K
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2008/12/20
- メディア: コミック
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わーたしーにーでーきることー
某所のスト魔女スレを見るたびに話題になる本だった気がして衝動買いした。
アニメ版とはほとんど内容が異なり、具体的には芳佳をスカウトした人が坂本さんじゃなくて漫画版オリジナルキャラクターの竹井さんだったりとか、その他いろいろ相違点が見られた。
ノリも割とコミカルでした。ネウロイとの戦いがあんまりクローズアップされていなくて、なんだかんだで戦闘主体だったアニメ版を思い出すとそこが一番の相違点だったと言えるかもしれんです。
あと使い魔の設定とかもアニメ版の知識しか無い者としてはもう何がなにやらって感じでした。アニメ版に使い魔っていたっけ・・・?いやまあいるとなるとあの不自然に生えてくる動物パーツにも少しだけ説得力が芽生えてくるかもしれないですけど。
漫画自体は結構テンポが良さそうに見えていちいち躓くタイプの、「なんかこう俺と歯車の形が合わない」系の作風でした。作者のテンポが合わないとよく起こりますこういうこと。ちょっと急ぎ足な気もした。足並みをアニメ放送に合わせたかったのかな?
しかし要所要所でストライクウィッチーズらしさというかテーマというか、そういうのがしっかり描かれていて良いファンブックでもあったと思います。てか面白かったですなんだかんだで。
一巻は扶桑での出来事が、二巻ではアニメと同じ舞台(というか部隊)での出来事が描かれるわけですが。特に一巻のお話がいい感じで、芳佳がストライクウィッチーズに入隊するまでの過程が、まあ丁寧と呼べるほどでもないのだけどアニメ版を補完する感じでとても良かった。しかしこれでも微妙にしこりが残るのでやはりこう何かが足りないのかもしれない。
予想通りというか、コミカライズにありがちな「冷遇される原作キャラがでてくる」というジンクスはこの漫画でも例外なく発現され、具体的にはサーニャとかひどいもんでしたけど、変な改変は割と少なかったので問題なかったとも言えます。
原作キャラの活躍を期待すると微妙なとこですが、個人的にはオリキャラがとても気に入ったので楽しめました。
具体的には五色ちゃんが凄く好みです。でもバルクホルンの方がもっと好きなので悩ましいところです。
そういえば作中、芳佳ちゃんがスカート履いてるシーンがあって若干戸惑いましたが、パンツモロ見えシーンが多いとことか、お約束の入浴シーンとか、お約束の下着ドロエピソードとか、お約束の百合展開とか、細かい部分では異なるものの割とちゃんとアニメの内容をなぞっていたように思います。
そもそも連載開始時期はアニメ放送より早かったらしいですが、しっかり心得てるものだなと感心。
ただそういうお色気方面はしっかりカバーしていながら、やはりアニメのようなキチガイ感がなかったあたりどこか寂しい漫画でもありました。悪い言い方をすればありがちな萌え漫画でした。
やはりアニメは違いました。パンツとおぼしきオブジェクトをズボンと呼びきるあの根性、ケツ見せアングルの頻度、なぜか安定している作画、なぜかカッコいい戦闘シーン、なぜかこだわっている軍事ネタ、どれをとってもアニメ版は素晴らしかったです。もっというとなんかイカれてました。でも最高でした。
飛び抜けた何かが足りないなというのが、この漫画版に対する正直な感想です。
でも変な改変もなく、出来る限りキャラクターを出してくれてて、結構面白かったので、ファンブックとしてみるならアリだと思います。
というか五色ちゃんが可愛いのです好きです。二期は五色ちゃんを主役にしようぜ!