アイドルマスター ブレイク! 1巻 2巻

 平凡な男子高校生がプロデューサーになっちゃって女の子に囲まれちゃってどうしよう!
 という「平凡な俺が突然ハーレム」系の漫画。死ねばよい。


 一般少年誌でアイドルマスターの漫画を出すにはこうするしかなかったのだろうか。安直すぎやしないだろうか。もっと他に良い手はあったのではないだろうか。疑問は尽きない。
 一応漫画内での整合性はとっているつもりらしいけど、突っ込みどころ満載というか、肝心なところで感情移入出来ないレベルの突っ込みどころが用意されていて読むのがキツい。
 絵も時折変な造形になることがあって気持ち悪いシーンがいくつか。


 それと一番の問題。
 主人公てめー真とキャラかぶってるからおめーのせいで真が出てきてねぇじゃねぇか!
 なぜ短髪の平凡なショタ系男キャラにしてしまったのだろうか。これでは真が出てこれないではないか、よしんば出てきたとして見た目の特徴が被りすぎててもうダメダメじゃないか。何を考えてるんだこの作者は。
 特別真が好きというわけではないけど、こういう露骨な差別みたいなのはやめてくれないかね。律子とか亜美真美とかも出てきてないし(巻末のおまけ漫画にはいるけど)。さすがに今後出す気はあるだろうが、なんだろうかねこの愛の無さ。
 愛無きアイマス漫画など、アイレス漫画だ(うまいこといった)。


 とはいえこの作者の人も苦労してるっぽくて、頑張ってアイドルマスターという軸に沿ったストーリーを描こうとしている点は好感をもてたりする。
 キャラの設定についても、有名な話だと第一話での美希の口調とかさんざん突っ込まれたものの、コミックスではちゃんと修正しているし、きちんとしたアイマス漫画を描こうという意思みたいなものは感じなくもない。


 まあでもあんま面白くない。
 劣化ToLOVEる、というのが真っ先に浮かんだ印象ですな。