ビューティフル塊魂
- 出版社/メーカー: ナムコ
- 発売日: 2008/11/06
- メディア: Video Game
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トレードマークは頭のリボン!明るく前向き遠距離通勤!一日一回転びまぁす!いぇい!
団結は好きだ。凄く好きだ。歌詞を全部覚えていてカラオケで毎回歌うくらいには好きだ。キラメキラリやDo-daiも良い。
ビューティフル塊魂をクリアした。
塊魂は初代以来で、「みんな大好き」の方は未プレイ。
初代からどれだけ進化しているかと期待してみたが、遊んでみるとなんの変化もないいつもどおりの塊魂だった。強いていうなら終盤のステージの規模が大きいぐらいか。あとはオンライン要素とか。いずれも劇的な変化を感じるには至らなかったけども。
塊魂は一度はやっておいて損は無い。しかし一度やったらそれっきりで十分なゲーム性でもある。
上手い下手の個人差がつきにくい仕様で、結局はルート選択が全てのゲームなんだよね。精密な動きがそれほど必要とされないためSTGのように上達していく感覚が味わえない。オンライン対戦要素を入れたところで大して面白くならない。なのでオブジェクトの数を増やすかフィールドを広くするか、ぐらいしか発展の余地が無い。
こういう予想を覆すだけの何かを見たかったが何も見られなかった。
王様の毒気もずいぶん抜けた感じで(酷いシーンはあるけどただ暴力的なだけって感じだ)、初代のようなシュールな笑いに乏しい。というか小ネタそのものが少なくなりすぎだ。出てくる寸劇はもはやつまらないレベル。
初代は腹を抱えて笑ったんだけど。
だいたいどのへんがビューティフルなのか。イマイチわからんかった。まさかグラフィックを指してビューティフルと評しているわけでもないだろうけど、やっぱり開発側としてはそのつもりだったのだろうか。
手動セーブ、手動ロードを求めてくるなど、2007年に出たゲームにしては随分アレな仕様だ。
簡単操作で誰でもできて上手い下手の差がつきにくく、しかし一ステージにかかる時間はやや長めでミスしたら全部リセット、な無双系ゲームデザインは今にしてみると相当古臭い。
そもそも360コントローラとの相性が最悪だし、なんつうかなんで出したのかよくわからないゲームだ。ナムコの迷走は続く。
塊魂は面白いしやっておいて損はないので未経験者はやるべし。
ただ、俺はもういいや。そう思わせるに十分なゲームだった。