SDガンダム Gジェネレーション ウォーズ
- 出版社/メーカー: バンダイ
- 発売日: 2009/08/06
- メディア: Video Game
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前作のスピリッツからいろいろと改善が見られて好印象。
中でもハロスコアの撤廃は多くの人に希望をもたらしたことだろう。スコアの増え方こそハロスコアにおけるそれを継承しているものの、アイテムのグレードやキャラクターの獲得に直接関わらなくなったのは大きな進歩。キャラクターの獲得は資金によりスカウトする方式に変更され、随分とキャラを手に入れるのが楽になった。
ウォーズブレイクという新要素が単なる難易度調整要素だったのは少し残念。
ウォーズブレイクに関しては、自分はプレイ前はスパロボ的な作品間のクロスオーバーを表現する手の、いわばオリジナル外伝ストーリーみたいなものなのかなあと思っていたが違った。要するにただの増援発生条件だ。
ウォーズブレイク条件を満たさなければ楽にクリアできるステージも、条件を満たすことによって増援が来て難易度が高くなったりする。プレイヤーの腕前や部隊レベルに応じた難易度をユーザー側で調整できるという点ではいいシステムだと思う。体感的にはスパロボの熟練度システムがとても近い。
ただし、スパロボのような異なる作品間のキャラクターの掛け合いを期待してはいけない。とてもアッサリしてます。そうだ期待しちゃいけなかったんだこれはGジェネだ。
ウォーズブレイクの存在により前作スピリッツと比べて格段に易しくなった。
スピリッツなんて序盤に何度シャアザクを倒しファルメルを撃沈したかわからんけど、今回はそう何度も同じステージをプレイすることもなく、ウォーズブレイクさえ起こさなければ簡単に進めていくことが可能。起こしてレベル上げに徹することも出来、そのときの状況に応じたプレイができる。
イベントバトルも撤廃され、一部隔離マップなどでその名残を見ることにはなるものの、全体的に易しいゲームになってます。個人的には戦艦を2つ出せるというのが大きい。
スピリッツを詰んだ人でもなんとかなるんじゃないかな。調子に乗ってたらエクストラ1のウォーズブレイクで泣くことになりますけども、それでもまあ概ね楽。
ただ、スピリッツと比べてキャラクターがかなり削除されているので、何かこう物足りないゲームでもあったりする。
パイロット適正の無いキャラクターは戦艦にしか乗せられないし、せっかくの新規キャラクターも育て甲斐が無い。
また、ただシナリオを追うだけなら簡単なのに、エクストラ含めた全ステージをクリアしようとするとなかなか難しいというか時間がかかる。両極端すぎて、プレイしていてどこか中だるみしているようにも感じた。
とある機体を手に入れたら設計し放題強機体作り放題で、その瞬間は自分もこのゲームを遊ぶ気力が失せてしまった。あれはバランスブレイカーだと思う。
スピリッツをより良くしたゲームであることに間違いないんだけど、これを遊ぶと逆にスピリッツもいいかな、とか思い始めてしまうあたりユーザーとはわがままな生き物だわね。
そうそう、リィズの参戦はまだですか?
なんでリィナが使えるのにリィズが使えないんだろうね!名前も似てるし妹キャラなのに!