録画配信環境構築 その2

電波新聞社 XVI-2 D端子付きAV分配ユニット DP3913413

　PS3はHDMI出力が可能ですが、同出力を使用するとHDCPというコピーガード機能によりキャプチャボードへの出力が困難になります。
　HDCPを外せるアヤシイ製品を購入すれば回避可能ですが、PS3というハード一つのためにそこまで頑張る気は無いですし、この際PSPやWiiのためにも録画環境を再構築するかと思い切ってD端子分配器を購入しました（D端子出力ならPS3でもHDCPが適用されない）。

　以下、テスト用のキャプチャ画面。
　まずはPS3。

　PS3は720pのゲームが多いので基本的には720pで撮りますが、1080iに対応したゲームが悩みどころ。画質よりもフレームレートを重視したいところではありますが…通常静止画のみ公開するスタンスなので、難しい。これはXbox360でも同様です。
　キャプチャボードが1080pに対応していれば、こんな悩みは抱かないわけですけども。
　おそらく数年内にはまたキャプチャボードを買い換えるんじゃないかなと。

　ちなみに前回公開してませんでしたが、こんなふうにテレビとPCの両画面に出力してます。


　ゲームアーカイブスのゲームもこのようにキャプチャ可能。
　なお画像のゲームは現在積んでいる模様。

　PS3は満足のキャプチャができました。
　続いてWii。

　キャプチャボードの仕様のためインタレースにする必要があります。非常にくやしい。Wiiの解像度にも問題があるのですが、まあ我慢するしかありません。おそらく解像度が向上するであろうWiiUでは、下位互換を充実させて欲しいところです。
　とりあえずメニュー画面は特に問題なく出力出来ました。
　ところが、バーチャルコンソールはうまく出力できず、真っ暗な画面が表示されます。音も出ません（ただしテレビ側は出力されている）。


　ホームボタンを押して表示されるメニューや、説明書は出力できましたが…
　調べてみると、プログレッシブなら問題なく出力されるのだとか…しかしこのキャプチャボード、Intensity Proは480pに対応してない！加えて、Wiiは720pでの出力はできない！
　なんということでしょう、旧世代機のゲームでも録画できるからという理由でVCには夢を感じていましたが、録画できないのであればその価値は2割減です。
　調べたところ、デバッグ用かわかりませんがリフレッシュ関係（？）のコマンドが用意されているらしく、特定のボタンを同時押しすればうまく出力される場合があるそうです。まだ試していないのでなんとも言えませんが。
　しかし、仮にこれが上手くいくにせよ毎回やるのもめんどくさいです。プログレッシブ出力にも憧れますし、そもそもキャプチャボードさえ変えれば楽に対応可能なことなので、WiiUの仕様次第ではまた別のキャプチャボードの購入を早急に検討する必要がありそうです。WiiUが下位互換方面で充実していればいらないんですけども。

　ちなみにWiiウェアは問題なく出力可能な模様。

　デストロイゼムオール！

　デストロイザコア！

　てな感じで、VCは残念ですが結果としてまあそれなりな感じのWiiでした。
　PSPは、まあいいかな。以前テストしたときもうまくいったので、多分分配してもうまくいくと思います。

　今回の環境を構築するにあたって、分配器だけでなくD端子ケーブルやコンポーネントケーブルが何本か必要になり、結果15000円ほど出費してしまいました。なかなか痛い。D端子の高さには驚かされます。
　よりよいキャプチャ環境を求めて、旅は続きます。