魔法少女まどか☆マギカ

 再放送にて視聴。


 はじめは「このアニメいつ面白くなんの?」と思いながらつまらなそうに見ていたが、6〜7話あたりからかなり引きこまれ、楽しく見ることができたように思う。めっちゃ面白かった。
 「魔法少女」という言葉にとっつきの悪さを感じるタイプの人にこそウケのいいネタがそこかしこに散りばめられてて、それがうまく引っかかる話がどこかにあれば楽しめるアニメなんだろうな。自分の場合はそれが6〜7話にあったけど、これは人によって違うと思う。少なくとも、よく聞く「3話までは見ろよ」なんて言葉にはなんの意味もないだろう。


 散りばめられた数々のネタの中でも、キュウべえのキャラクターは強烈だ。洗練された中二病を感じる。「あんな外道久々に見た」とは友人の談だが、個人的にはあのキャラを形容する言葉が見つからない。しかし少なくとも、キュウべえがいたから最後までこのアニメを見ることができた。これは疑いようがない。


 そういえばもうひとつ印象的なのが主題歌の流れるオープニング映像なんだけど、まどかが変身して走ったり猫抱いたりするだけなんだよね。こんないかにもなタイトルなんだから、普通簡易なバトルシーンの一つや二つ挿入するだろうに、そうでなくても魔法を使うシーンぐらい見せるだろうに、そういうのが全くなくて驚いた。
 でもまあ、終わってみると理解できるオープニングだよなあ。物語の主軸にあるのが「まどかが変身するかしないか」だから、あれでいいのだろう。


 巷で騒がれるほど凄いアニメかと言われると難しいところなんだが、凄く面白かった。
 まあ、特に感情移入できたキャラクターはいませんでしたけども。好きなキャラもキュウべえ以外特にいないな。好きっていうかお気に入りだな。何かずれている気はするけども。