DOG DAYS'

　帰ってきた犬達の日常ドッグデイズ。
　大して期待せず見始めたが、パワーアップしていて驚いた。

　一期は大事件、二期は小事件、とでもいうべきか。
　二期では大きなトラブル無く比較的平和に世界が回っていたのが印象的でした。
　思えば一期の深刻なノリは、平和でほのぼのした世界観とはミスマッチしており、肩透かしでした。当時から作画は良かったんですが、それだけのブヒリアニメだったなあと。

　二期もブヒリアニメであることは変わらないのですが、3陣営それぞれに主人公の友達を配置したことで、厚みある世界観になったかなと。というより厚みある世界観を見せることができたんだなと。
　一期ではまるで記憶に残らなかったキャラクターも、随分覚えることができました。
　話数重ねれば愛着が沸くのは当たり前のことでしょうが、一期と同じ構成であればこうも愛着が沸くことはなかったでしょう。
　にしてもこうして愛着をもって初めて気付くのですが、なにげに設定凝ってるよねこのアニメ。凝ってるというか多いというか。

　適度に肩の力を抜いて見ることができる良作。
　一期を頑張って見た人たちへのご褒美なのかもしれない。
　さしずめフルメタル・パニックに対する「ふもっふ」のようなアニメでしたが、最初からこのノリでやればよかったのにね。ギスギスしたノリは合わないと思うなー。
　1〜3年に一度、定期的に放映するシリーズとして定番化してもいいくらい、今では好きなアニメです。