俺の妹がこんなに可愛いわけがない。

 なんやかんやで一期も二期も見ることができてしまった。えらいぞ俺。
 妹好きの大多数は全編に渡るきりりん氏のウザさに呆れて去るだろうし、そうでない人の大多数は徐々に判明していくブラコンシスコン兄妹に気味の悪さを覚えて去っていくだろうし、結局どういう人が残ったのかすごく気になるアニメではあった。


 しかしそれでも二期はちゃんと妹アニメしていた感じで、なんというかまあ妹キャラは好きなのでいろいろ報われた感はあった。
 話の中心にエロゲーがあったり、実の兄妹でラブコメやってたり、常に気持ち悪い展開を突き進んでいたものの、そこを全編爽やかに描写していたのは凄い。
 ラノベ原作のアニメあるあるーな感じで、キャラクターの内面描写がアッサリすぎて展開が飛び飛びに感じられたのは残念だけど、この辺はまあしょうがないところなんだろうな。小説も売らにゃいけんしな。


 年数浅い若オタらしい行動の痛々しさが原点を感じさせてくれる。みんな、あんな感じでオタクになったし、あんな感じに痛々しかった。
 結局、なんやかんやで最後まで見ることができたのは、キャラクターの言動にノスタルジーを感じられたからかもしれない。
 終わってみると結構好きなアニメ。