バディ・コンプレックス

 最後まで結末の予想のしがいがあるアニメだった。
 結果的には二期へ続く形になったのが残念なものの、一通り1話で知りたかった答えが得られたことには満足。
 最後まで見て、未来が見える演出の意味がわかってゾクッとしました。なるほどなー、だから撃墜されたように見えて撃墜されてなかったのかーなるほどなーみたいな。あれちゃんと意味があって見せてたんだなーって。
 視聴者には8割方の正解を予想させておいて、最後の最後にちょっぴり予想を裏切る展開。うまいことやるもんだなー、面白かったなー。という単純な感想を抱くのみです。


 それにしてもワタセアオバくん、脳みそ筋肉なんじゃねえの。ってぐらいの久々にバカな主人公だった。最近頭いい子や察しのいい子が多すぎるので目立つなこういう子は。最後の最後で物凄い察しの良さを見せたのは尺の都合ということで。
 あと、アオバとディオ以外に限るんだけど、登場人物が常に上官の命令に従ってるのがなかなか新鮮だった。命令だから仕方ないよね、って誰も彼もが割り切るのって実はあんまり無い気がする。誰かが命令違反すればなし崩しに皆が命令違反を始める、もっというと秩序を保てなくなるのがロボットアニメってイメージだったので。