キミの勇者
- 出版社/メーカー: SNKプレイモア
- 発売日: 2008/10/23
- メディア: Video Game
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いやあ、なかなかのロリショタゲーでした。
ダンジョン内の移動以外のほとんどが選択肢により単純化されたRPGで、大作RPGと比べてデバッグが楽そうな印象を受けました。
ドット絵やキャラクターデザイン等もかなり凝っているのですが、使い回しも多く、ときには低予算臭を感じることもあります。
しかし全体的な感触としてはそれほど安っぽさを感じない。あえて言うなら小ぢんまり纏まったRPG。1つ1つのクエストやダンジョン攻略がそれほど時間がかからないので、待ち時間や移動時間に遊べるRPGとして重宝しました。
あと、戦闘は二画面を駆使してキャラがそこそこ軽快に動き回るんですが、この二画面を突き抜ける戦闘演出は派手さこそ無いもののなかなか見応えがありました。
しかしそれでも敵の使い回しはちょっと今どきどうなのと思えてしまうレベルで、ただでさえシンプルなシステムに使い回し絵が乗っかってくるとどうにも作業感が増してしまい良くなかったです。
あとダンジョンのレベルデザインもあんま良くなかった。行き止まりとか遠回りがやたら多かったりとか、存在価値を疑うレベルの謎解きとかも不満ですが、オートマッピングの精度というか守備範囲の狭さが非常に気になりました。プレイヤーが期待するようにマップが埋まらない。
あとはギルドの依頼チェックも各地を回る必要があってめんどくさかったかな。
合体攻撃から派生する覚醒技が攻略を見ないとまず自力で見つけられないくらいヒントが少ないのも気になりました。
短所を挙げだすとキリがない感じですが。
このゲーム最大の価値はやはりキャラクターなんだな。どき魔女やティンクルスタースプライツシリーズで有名な藤ノ宮深森の可愛らしいキャラクターデザインはとても癒される。
キャラクター同士の掛け合いもなかなか楽しく見ることができました。大笑いするような面白さでは無く、ほのぼのニコニコと他愛のない会話を眺める感じのノリ。
あとは存外ストーリーの出来が良く、伏線もしっかり回収して綺麗に風呂敷を畳んだ内容で非常に満足しています。簡単ではあるもののクリア後にエピローグを個別に見られるのも良い。
オート戦闘が地味に快適で、単調になりつつあった戦闘をある程度自動化してくれたのも良かった。
難しすぎず簡単すぎずで、全体のゲームバランスもかなり良い方だったと思います。
なんつうか、その小ぢんまりした内容とは裏腹に、良いところも悪いところも大量にあるゲームなんですけど、好きか嫌いかで言ったら大好きなタイプのゲームでした。
やっぱ皆可愛いのが良いんだよな。
ワンダさん、ほんとやべえよ。こういうショタ大好きなんだよ。
ワンダさんに限らずモブでショタがいっぱい出てくるしやべえよ。ショタ最高だよ。
もっとこうショタが活躍するゲームを出して欲しい感じです。ゲームじゃなくてもいいです。もっとショタを見たいです。私からは以上です。