Charlotte(シャーロット)

 超能力を持つ少年少女が自分たちの力だけで平穏を得るために頑張る姿はなかなか見ていて面白かったのだけど、最終話付近でいきなりアサシンクリードみたいな話になったのはなんとかならなかったのだろうか。
 最終話は最終話で独特な孤独感が良いと思えたが、超能力があったとしても10代の少年一人で乗り越えられる試練ではなかった。
 子供が大人を頼れないゆえに浅はかな決断を下してしまうのはしかたないにしても、それゆえにハッピーエンドを目指すとなると慎重な演出が求められるのだなと思う。
 そこまで悪いアニメとは思わんかったけど、作画の良さや設定の重さと比較して展開がチープだった。
 序盤はコミカルな描写が多かったこともありうまく調和がとれていた。コミカル描写は次第に減少し、重みに耐えられなくなって崩壊した感がある。