やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続

 積み消化。
 1期から制作会社が変更されて、大きく変わったキャラクターデザインが目を引きますが、特に違和感なく見ることができました。
 最終話が気になるところで終わっていましたが、売上はかなり良かったみたいなのでおそらく無難に3期も放映できるんだろうな。
 多くを語らない、癖のあるキャラクター達の心情を作画から読み取るのが凄く楽しくて、毎話楽しく視聴することができました。なんとも考察しがいのあるアニメでした。
 なんていうのか、何から何まで、明確な言葉で結論が出てこないので、ヤキモキする人もいるかもしれませんが、そういう小狡いところが実に人間的で良いなあと思います。本心を隠して本願を成就させる、みたいな感じですかね。


 2期は八幡の中学時代の友人の「それあるー!」ばかり言ってた子(折本かおり)が好きですね。ガハマさんや一色いろはもかなり良かったんですが、折本からは絶妙な距離感で友人でいようとする姿から何かこう一種の罪滅ぼしのようなものが感じられて良かったです。
 八幡を小バカにした態度が目立った結果、葉山がキレてた回がありましたけど、あれは折本なりの友人としてのスキンシップだったんじゃないかなと思います。彼女なりに一人ぼっちな八幡を気にかけていたのだろうなと。うまい距離感がつかめないまま思いつきで喋って墓穴を掘ったとも言えるし、本人も反省したのか後半は小バカにする態度も減った。なんというか、友人としての距離感の更新が凄く生々しくて、ある種の健気さを感じました。好きなキャラですねえ。
 機微に富んだアニメ。じっくり味わえる楽しさのある、素晴らしいアニメだったと思います。1期よりも2期が好きですな。