ブレイブウィッチーズ

 ようやく見終えた。
 放映当時、主にCG方面で巷の評判がすこぶる悪かったように記憶しています。
 実際見てみると確かに拙いCGは気になる。しかし本編の話はとても好みの内容でした。
 主人公の雁淵ひかりですが、近年稀にみる努力全振りの主人公でとても好感を持てます。ここまでどん底からスタートして努力だけで成り上がっていく展開は少年漫画でも珍しくなりつつある昨今ですが、それゆえにまさしく俺が熱望した展開です。こんなストーリーを待っていた。
 最終的には接触魔眼というかなりレアな特殊能力が発覚して戦力的に存在意義を確立するので、努力型の皮を被った天才型(一芸特化型?)の一種と見れなくも無いんですが、まあそこは1クール物ゆえのやむを得ない設定かもね。
 1クールの終わりを主人公の活躍で締めるとなったとき、どうしても他キャラを上回る性能をどこかで発揮しなければならない。悩ましい話ですな。
 でも努力と根性だけは他のどのキャラクターにも負けないんだよね。単純だがそこがひかりちゃんの魅力。
 落ちこぼれが努力を重ねて部隊に居場所を築き上げていく展開は痛快の一言。
 ド王道ド直球なスポ根アニメでした。ジャンプ並に友情・努力・勝利を徹底していてグッド、いやベストでしたね。こういうのが見たいんだよ俺は。
 何気にギャグのキレも良かった。7話がお気に入りです。また7話か!みたいな感じだけど面白いものはしょうがない。
 BDでは作画も大幅修正されているらしい。BD BOXが出たら買うつもり。